一般婦人科診療とは

一般婦人科診療イメージ

女性の身体はとてもデリケートで、常にホルモンバランスに変化が起こっており、身体や心の状態に大きな影響を及ぼしています。特に、月経、妊娠・出産、更年期(年齢)などによって、さまざまな変化が生じて来ます。その変化の過程で起こってくる症状や病気などを診断・治療するのが婦人科です。

婦人科は、月経不順、不正出血、下腹部痛、おりものの異常、更年期障害などの女性特有の症状を診ます。肩こりや貧血などの症状も、女性ホルモンのバランスの崩れによって起こるケースもありますので、放置やがまんをせずにお気軽にご相談ください。また、どこの科にかかってよいかわからない場合なども、まずは当院までご相談ください。
総合的な女性の病気を相談できる「女性のためのかかりつけクリニック」として、幅広い相談に対応し、当院にて検査をして異常が認められなかった場合には、専門の医療機関をご紹介いたします。
気になることがございましたら、どうぞお気軽にご来院ください。

基礎体温について

基礎体温を測ると、自分のからだのリズムがわかります。
月経周期で変動する女性ホルモンのバランスを知ることができるので、排卵や月経、体調の変化の予測に役立ちます。
女性ホルモンは卵巣からリズムを持って分泌されており、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン) の2種類があります。これら2つのホルモンは、一定の周期でそれぞれの分泌量のバランスを変えながら、女性のからだと心に作用しています。
プロゲステロン(黄体ホルモン)には中枢に作用して体温をわずかに上げる作用があるため、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されている時期は体温が上がります。つまり、排卵があればプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されるため、体温が二相性になります。

体温が二相性にならない場合

無排卵で月経が遅れたり、不正出血が起こったりします

高温期が続く場合

高温期が3週間以上続いたら妊娠の可能性があります

高温期が短い場合

高温相が10日以下と短い場合、黄体機能不全の場合があります

基礎体温をつけることをお薦めする方

  1. 月経が不順なために、将来妊娠しにくいのではないかと心配な方
  2. 早く子供がほしい方
  3. 基礎体温を避妊目的に使いたい方
  4. 妊娠したかどうかを早く知りたい方
  5. 不妊症の治療中の方

もしからだのことで心配なことがあったら、基礎体温表を持って、婦人科を受診しましょう

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